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日本のクラシック音楽史上
最も大衆に愛された作曲家
市民文化芸術鑑賞事業・文化協会設立70周年記念事業
What The World Needs Akira Yuyama
2020.3.15sun
岐阜県/高山市民文化会館 大ホール
湯山昭の音楽を7組のプレイヤーが
トリビュートするコンサート。
プロデュースは娘の湯山玲子!

公演延期のお知らせ

本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、延期とさせて頂きます。
延期の公演日程については、後日改めてお知らせいたします。
現在お持ちのチケットは、そのままご利用いただけますが、
ご予定が合わず払戻しをご希望の方には、延期日程発表の際に改めて払戻し方法をご案内申し上げます。
ご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

モダンな和声と複雑系リズム

悲しい明るさが止まらない!!

「子バカと言われようと、父、湯山昭の作品群は、音楽の奇跡というべき魅力に満ちている」と、あえて娘の湯山玲子がプロデュースする「湯山昭の音楽」世界。


 『おはなしゆびさん』等の童謡、現在、150版を重ねるピアノ曲集『お菓子の世界』、日本の合唱界を牽引した『四国のこども歌』『コタンの歌』などの作品で知られる湯山昭は、戦後に頭角を現した作曲家の中では、最も大衆に愛され、支持された存在ですが、クラシック然とした、器楽曲、歌曲に素晴らしい曲たちがあることは案外知られていません。

 
 印象派の楽曲を思わせる色彩豊かな和声感、セリー技法やジャズのモードをスパイスのように効かせた色彩感、日本語の歌詞と渾然一体となった抒情などなど、昭和の作曲家の掘り起こしが始まっているSNS時代だからこそ、体験していただきたいこれらの作品群を、新垣隆(ピアノ)、林正子(ソプラノ)、上野耕平(サクソフォーン)、池上英樹(マリンバ)、石上真由子(ヴァイオリン)、THE LEGEND(男声オペラユニット)という、才能ある演奏家たちがプレイオン!!!

ちなみに、コンサートが行われる飛騨・高山は、妻として湯山昭を支え、児童合唱団の主催者として活躍していた湯山桂子(旧姓:堀尾桂子)の生まれ故郷。文化の色濃い、小京都の清冽な空気の中で体験する湯山昭の世界は、みなさまの心にあらためて、音楽の美しさ、エネルギーを呼び活けることでしょう。

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湯山 昭
AKIRA YUYAMA

1932年9月9日、神奈川県平塚市生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科在学中に、第22回日本音楽コンクールで「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ」が第1位次席、第23回には「弦楽四重奏曲」が第2位入賞で頭角を現す。「おはなしゆびさん」「あめふりくまのこ」に代表される童謡のほか、現在、150版という驚異的な重版を重ね、大人から子供まで愛奏されているピアノ曲集「お菓子の世界」、器楽曲「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディベルティルメント」、合唱曲「四国のこども歌」「葡萄の歌」など、幅広い分野での数々の名作を世に送り出している。1970年に合唱曲「コタンの歌」で文化庁芸術祭大賞。1973年、1976年に日本童謡賞。1993年に第5回サトウハチロー賞受賞。2003年旭日小綬章受章。2001年より日本童謡協会会長。その音楽は、魅力的なメロディーラインに斬新な和声感とリズム、無調などの現代音楽手法も取り入れつつ、美しさ、楽しさに帰結する独特の魅力に溢れている。TBSの倉庫に眠っていた日本人名作曲家たちの知られざる傑作音楽を集大成したCD「戦後作曲家発掘集成~TBS VINTAGE JCLASSICS」に収録された「10人の奏者のためのセレナーデ」により、その器楽曲に再評価が高まっている。

「湯山昭の音楽」、楽曲秘話を語る。湯山昭特別インタビュー!

INFORMATION

​公演延期のお知らせ

本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、延期とさせて頂きます。
延期の公演日程については、後日改めてお知らせいたします。
現在お持ちのチケットは、そのままご利用いただけますが、
ご予定が合わず払戻しをご希望の方には、延期日程発表の際に改めて払戻し方法をご案内申し上げます。
ご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

市民文化芸術鑑賞事業

文化協会設立70周年記念事業

湯山昭の音楽
What The World Needs Akira Yuyama

2020年3月15日(日)
15:00開演(14:30開場)


岐阜県・高山市民文化会館 大ホール
(岐阜県高山市昭和町1丁目188−1/JR高山駅西口徒歩約1分)


入場料
一般:S席 3,500円/A席 2,500円
メセナメイト会員:S席 3,000円/A席 2,000円
ジュニア(18歳以下):S席 A席 共通 500円(税込)

*3歳未満のお子様は入場をお断りさせていただきます。

チケット取り扱い
高山市民文化会館 TEL:0577-33-8333
飛騨市文化交流センター TEL:0577-73-0180
チケットぴあ TEL:0570-02-9999

アクセスはこちらから(Pコード:171-575)

*取り扱いは一般とジュニアのみ

メセナメイト会員先行販売 2020年1月11日(土) 10:00〜

チケット一般発売 2020年1月11日(土) 13:00〜

*チケットぴあは10:00〜

公演に関するお問合わせ

(一社)高山市文化協会 

TEL 0577-34-6550mail@takayama-bunka.org

PROGRAM

ピアノ曲集『お菓子の世界』より

「序曲・お菓子のベルトコンベアー」「バウムクーヘン」「ショートケーキ」「間奏曲1 :むしば」「チョコバー」

「間奏曲2: どうしてふとるのかしら」「ヌガー」「鬼あられ」「チューインガム」「甘納豆」

演奏: 新垣隆(ピアノ)

現代音楽家として活躍し、最近では川谷絵音らとともに、ジェニーハイのメンバーとしても活動中の新垣隆は、ピアノの名手としてもつとに知られた存在。彼が敬愛して止まない湯山昭の代表作である『お菓子の世界』は、心に響く非凡なメロディーライン、ジャズを感じさせるビビッドなリズムの妙、無調などの現代音楽アプローチなどの多彩な魅力が込められ、現在、150版という重版を重ねるほどに人々に愛されている。

 

 

歌曲集:子供のために(詞・金子みすゞ)

「鳴子を弾いても」「ながぐつのお家」
歌曲集:カレンダー(詩・薩摩忠)
「4月/牧場」「6月/梅雨」「7月/夏のレセプション」「10月/秋なので」「11月/空の瞳」

演奏: 林正子(ソプラノ)

ジュネーブ在住、スケールの大きい国派ソプラノ歌手として内外で演奏活動を続け、宮崎駿監督『崖の上のポニョ』の「海のおかあさん」の歌唱で知られる林正子が歌う、湯山昭の女声歌曲たち。金子みすゞ、薩摩忠といった、昭和の詩人たちの言葉の世界に対して、湯山昭がこだわったのは、日本語の語感や意味の音楽化、というものだった。切なさ、悲しい明るさ、孤独などの「心の状態」は、ここに音楽となった。

 

 

歌曲集: 愛の主題による三章(詞・保富康午)、電話(詩・薩摩忠)

※曲目は変更の可能性があります。

演奏: THE LEGEND(ザ・レジェンド)メンバー

『 科学忍者隊ガッチャマンII 』などのアニメや演歌の作詞家として有名な保冨庚午は、その一方でモダンな現代詩作家であり、湯山昭とは童謡『お花がわらった』などのヒット曲のほかに、都会のメランコリー、クールさを感じさせる歌曲を発表している。薩摩忠の『電話』は、コンクールの入賞連絡を巡るユーモラスな歌曲。美しいメロディーをピアノの多彩なハーモニーとリズムで支える湯山 昭ならではの歌曲の魅力がここにはある。

 

 

『マリンバとアルトサクソフォーンのためのディヴェルティメント』

演奏: 上野耕平(アルトサクソフォーン)、池上英樹(マリンバ)

委嘱作品の依頼を受けたときに、作曲者の頭に浮かんだのが、この個性的なふたつの楽器の組み合わせの妙。どちらも豊かな倍音と、奏法にキレとリズム感が出せるところに特徴がある。世界的な打楽器奏者、イヴリン・グレイニーのアルバムにも収録され、Youtube時代となって多くの演奏家たちにワールドワイドに取り上げられているクールな名曲を、注目の若手サックス演奏家として、今、クラシック界を騒然とさせている上野耕平と、打楽器界の型破りの鬼才、池上英樹とのスーパーセッションでおくる。

 

 

 

『ヴァイオリンとピアノのための小奏鳴曲』

演奏: 石上真由子(ヴァイオリン)、新垣隆(ピアノ)

東京東京藝術大学音楽学部作曲科在学中に、第22回日本音楽コンクールで第1位次席を受賞した、湯山昭の原点とも言える器楽曲。フランクやラヴェルといった、フランス音楽の空気感やテクスチャーの中に、湯山昭ならではの非凡でキャッチーな主旋律が浮き立ち、独特の世界を作り上げている。ヴァイオリンは、昨年コロムビアレコードの新レーベル、

Opus Oneからデビューを果たした若い才能のひとり、石上真由子。ピアノは再び新垣隆。

 

男声合唱曲とピアノのための『ゆうやけの歌』(男声5声編曲版)

演奏: THE LEGEND(オペラユニット)

湯山昭の合唱曲の中でも、最も刺激的で型破りな試みが随所で爆発する異色の名曲。川崎洋の手になる「若い男のリビドーのたぎり」そのまんまのビビッドな歌詞のバトンを、ユーモアと諧謔を込めて、雄々しい人間讃歌に結実させている(こんな過激作が合唱コンクールの課題曲として歌われていた昭和の大らかさが羨ましい)。実力あるオペラユニット、ザ・レジェンドによって、男声合唱から男声5声に編曲を施した当バージョンは、迫力の影に潜むこの曲のリリシズムが浮き彫りになってくる。

 

 

 

合唱曲『思い出の高山』、『くじらの子守歌』

演奏: 地元合唱団のみなさん

コーラス赤い靴

女声合唱 さつき

コールからたち

中日文化センター

コーラスこおろぎ

湯山昭の妻、湯山桂子は飛騨・高山出身。国立音楽大学の作曲科を卒業し、合唱団を主宰し、故郷の高山で公演をおこない地元との交流を続けていた。そんな中で生まれた委嘱作品が『思い出の高山』、『くじらの子守歌』は、ブルースを思わせるメロディー展開が意表を突く、湯山昭のメロディーの才気が光る曲。これらを、地元の合唱団5団体の歌声で。

PERFORMERS

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新垣隆(作曲家/ピアニスト)

TAKASHI NIIGAKI

1970年東京都出身。4歳よりピアノを始める。千葉県立幕張西高校音楽科に進学し、自身の作品をアマチュア・オーケストラが演奏して自分で指揮するという機会を得る。1989年桐朋学園大学音楽学部作曲科に入学。卒業後は作曲家ピアニストとして多岐にわたり活動。作曲家としては現代音楽を主体としつつ映画や音楽やCM音楽の作曲も手掛ける。作曲を南聡、中川俊郎、三善晃、ピアノを森安耀子の各氏に師事。2015年10月「ピアノコンチェルト新生」、2016年8月「交響曲連祷Litany」、その後も多くの作品を発表。最近ではテレビやラジオ番組等に出演し、親しみやすいキャラクターとして活躍している。2018年度より桐朋学園大学の非常勤講師に復帰。

https://www.takashi-niigaki.com

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林正子(ソプラノ)

MASAKO HAYASHI

東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学院、二期会オペラスタジオ修了。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ジュネーブ音楽院にてソリストディプロマを取得後、スイスロマンドオーケストラやナポリテアトロサンカルロ等に客演。東京二期会では「ナクソス島のアリアドネ」題名役、「薔薇の騎士」元帥夫人、「ローエングリン」エルザ、新国立劇場では「魔笛」パミーナ等を演じ、鮮烈な存在感を打ち出す。また、NHK ニューイヤーオペラコンサート、名曲アルバム出演や、映画「崖の上のポニョ」オープニング曲等幅広く活躍。ジュネーブ在住。

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上野耕平(アルトサクソフォーン)

KOHEI UENO

8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学器楽科を卒業。2018年第28回出光音楽賞受賞。第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門において、史上最年少で第1位ならびに特別大賞を受賞。2014年第6回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて、第2位を受賞。2016年のB→C公演では、全曲無伴奏で挑戦し高評価を得るなど、デビュー以来、常に新たなプログラムにも挑戦し、メディアにも積極的に出演。サクソフォンの可能性を最大限に伝えている。最新CD:「アドルフに告ぐⅡ」(12/21リリース予定)音楽以外にも鉄道と車をこよなく愛し、深く追求し続けている。

 https://uenokohei.com

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池上英樹(打楽器・マリンバ・パフォーマンス)

HIDEKI IKEGAMI

第46回ミュンヘン国際音楽コンクール打楽器部門最高位。第16回日本管打楽器コンクール第2位。青山音楽賞、文化庁芸術祭音楽部門新人賞など受賞。欧米各地での演奏活動の後、活動を一時休止し、著名なオペラ歌手に師事し、ベルカント唱法を基盤にした技術を打楽器に応用、実践し始める、世界の音楽祭の他、日本の主要音楽祭に出演。<題名のない音楽会>や他メディアにも度々出演。サントリー音楽財団25周年記念公演でクセナキス<オレステイア>の打楽器ソロを務め、東京春音楽祭にてマリンバ全曲バッハプログラムを行う。2014年より打楽器やダンスパフォーマンスを融合させた舞台<モザイク>全曲自作自演を行う。唯一無二の世界観を追求する打楽器界の鬼才。

http://www.ikegamihideki.com

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石上真由子(ヴァイオリン)

MAYUKO ISHIGAMI

8歳の時にローマ国際音楽祭に招待される。第77回日本音楽コンクール第2位、併せて聴衆賞及びE・ナカミチ賞受賞。その他、国内外のコンクールで優勝・受賞。NHKFM名曲リサイタルやリサイタル・ノヴァに出演。国内外のオーケストラと共演。海外の音楽祭にも多数出演。ソロ活動と共に長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山のメンバーとしても活躍。CHANEL Pygmalion Days室内楽アーティスト。Music Dialogueアーティスト。京都コンサートホール登録アーティスト。2019年1月、日本コロムビアの新レーベルOpusOneよりCD「ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ」をリリース。

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THE LEGEND(オペラユニット)

ザ・レジェンド

男性オペラ歌手5人による日本初のオペラユニット“THE LEGEND”(ザ・レジェンド)。

ダイナミックな歌声と繊細なアンサンブルで、クラシック・オペラのみならず様々なジャンルの楽曲を奏で、常にコーラスの新たな表現を追求し、毎年、日本全国の名だたるクラシックホールでグループ単独のコンサートツアーを開催している。2017年は、島根県にある世界遺産「石見銀山」の世界遺産登録10 周年を記念し、日本の伝統芸能である神楽とオペラを融合させた「オペラ『石見銀山』」を新国立劇場にて上演。また昨年10月には『ふるさとの合唱(コーラス)』と『東京の合唱(コーラス)』という2つのCDアルバムを同時リリースし話題となる。2019年には東京文化会館で「オペラ『石見銀山』」再演を果たし大きな注目を集める。

https://www.opera-legend.com

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湯山玲子(ナビゲーター)

REIKO YUYAMA

学習院大学法学部卒。著述家、プロデューサー。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(角川文庫)、上野千鶴子との対談集『快楽上等! 3.11以降の生き方』(幻冬舎)。『文化系女子という生き方』(大和書房)、『男をこじらせる前に』(角川文庫)等。NHK『ごごナマ』レギュラー、TBS『新・情報7DAYS ニュースキャスター』等に出演。自らが寿司を握るパフォーマンス<美人寿司>、クラシック音楽の新しい聴き方を提案する<爆クラ>主宰。ショップチャンネルのファッションブランド<OJOU>のデザイナー・プロデューサーとしても活動中。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。東京家政大学非常勤講師。名古屋芸術大学特別客員教授。(有)ホウ71取締役。父は作曲家の湯山昭。

https://yuyamareiko.net

主催: 高山市/一般社団法人 高山市文化協会
企画: 爆クラ/有限会社ホウ71
制作: プロマックス

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